クランクシャフト研削盤用測定ゲージ

Fenar Lは、研削盤の砥石車台に直接取り付ける設計となっており、測定フェーズ中にワークに直接接触するゲージを備えています。径の測定情報は、研削盤にリアルタイム送信されるため、この研削盤によって、目的のワーク測定値が得られるまで加工サイクルを管理することができます。

Fenar Lシステムは、以下を提供します。

• 自動測定サイクル：測定ヘッドは、研削工程を中断せずに加工中のワーク径に自動的に挿入されます。
• 最高レベルの柔軟性で測定が可能：測定ヘッドは、高い柔軟性を備えているため、メインジャーナルやピンベアリングの多種多様な径（最大25 mm）を加工することができます。
• 最高レベルの柔軟性で摩耗を補償：Fenar Lは、手動による段取り替えを必要とせずに、砥石車径の摩耗（最大10 mm）を補償することができます。
• 段取り替えが簡単：Fenar Lは、径の測定範囲の変更が必要なときは、少ない手順で短時間で段取り替えができます。
• 最高クラスの安全性：シンプルな制御システムと専用の内蔵型安全装置の採用により、クランクシャフト、砥石車、工作機械のその他の部品との衝突を防止します。
• 最高クラスの処理速度：荒加工フェーズの最中でも、インプロセスの測定値が0.5 msec間隔でサンプリングされるため、測定処理速度が切削速度に追従します。さらに、処理機能とフィルタリング機能により、適応サイクルを通してワークの値を予測することもできます。
• 最高クラスの耐久性：密閉等級が高いゲージであるため、大量の高圧クーラントを使用する加工条件での使用に適しています。この装置は、クーラントや機械加工の中断による熱変動の影響を最小限に抑える材料を使用して製造されています。
• 最高クラスの信頼性：この設計ソリューションと選び抜かれた材料は、この分野での長年の経験の成果です。また、市場における何百もの実例において、R&Mの設計値が立証されており、MCBFは3,000,000サイクル以上を達成しています。
• 真円度チェック（オプション）：Fenar Lタイプのゲージを使用することで、機械加工の完了時に加工後の径の真円度をチェックすることもできます。このオプションを使用すると、加工中のワークの形状変化をリアルタイムでモニタリングすることができ、加工中でも必要な修正を行うことができます。そのため、測定室で手動でチェックする必要はありません（生産性の向上）。