R2R工程におけるフィルム重量(坪量)測定
マーポスグループのMeSys社 (https://www.mesys.de/en/) は、リチウムイオン電池の電極材料に代表されるシート材の製造工程におけるモニタリング、検査、試験用ソリューションを提供しており、その中で放射線を使用しない超音波を利用した非接触デバイスで、材料の重量(坪量)を測定するシステムを取り扱っています。
詳細
下記の工程を想定しています。
- フィルム材料の圧延: 製造品質を坪量で評価、測定分布より均一性を確認
- コーティングおよび乾燥工程: コーティング直後や乾燥後の材料のコーティング量・乾燥状況を坪量で評価
- カレンダリング工程: 圧縮の前後でモニタリングし、製造品質を評価
特許技術を持つ弊社の超音波センサーでのインライン重量(坪量)測定は、高い精度での測定を行いながら、機器の管理を簡単にすることができます。
利点
- 非破壊での非接触検査で高精度測定が可能
- 放射線を使用しないため、資格を持った管理者や作業員の教育・安全管理、関連機関への申請、定期的な部品交換などの手間のかかるメンテナンスが不要
- 精度 < ±0.5% の高い再現性を実現
- 化学組成や色、 湿潤状態及び乾燥状態など、あらゆる材料で測定が可能
- 特許取得の簡単なゼロイングプロセス
OPC/UA 規格に準拠した専用ソフトウェアにより、産業オートメーションに対応します。
バージョン
UNISENSE | MULTISENSE | UNISENSE - GO | LABSENSE |
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Cフレーム / Oフレームのスキャンセンサータイプ | Oフレームのセンサーアレイタイプ | シングルセンサーのポータブルタイプ、研究室での使用向け | 超音波および共焦点技術を使用したリチウムイオン電池(重量、厚さ、密度)分析用の実験用スキャナー |
スペック
- 測定範囲: 0 – 4000gsm
- スポット径: 30mm (標準) or 12mm (縮小)
- サンプル精度: < ± 0.5%
- センサスキャナー: 最大幅5500mm