詳細
このシステムは、円錐形のダイヤモンド製検査ヘッドを使用して硬度検査を実行して、その結果をロックウェル硬度スケールで定義されている国際規格に従って表示します。多用途性に優れているので、オペレーターインターフェースからHRAまたはHRCのどちらかの測定スケールを選択できます。
ワークトレーシングシステムは、クランクシャフトのベアリングピンやコンプレッサーなどの偏心コンポーネントを含む、あらゆるタイプの円筒形表面の検査を円滑に進めます。
ワーク基準構成により、以下に示すすべてのタイプのコンポーネントを同一機構で検査できます。
- クランクシャフトのジャーナル、ベアリングピン、フランジ、およびクランクシャフトの歯車
- カムシャフトのジャーナルとカムシャフトのローブ
- 2つの基準中心を持つシャフトのすべての円筒面
荷重は、検査ヘッドと同軸上に取り付けられているロードセルによって常にモニタリングされます。
マーポスのE9066工業用PCは、単純なグラフィックインターフェースで手順をガイドし、工程を統計的に検査します。
利点
測定範囲はほぼ無制限なので、自動車業界で通常使用されるあらゆる幾何学的形状（クランクシャフト、カムシャフト、ドライブシャフト）の検査や、表面硬度値を単純な方法で短時間で確認または検証する必要がある他の機械的コンポーネントの検査に使用できます。
コンパクトで人間工学に基づいて設計されているので、その測定ユニットを、マニュアルロードベンチや自動マシンなどの多様な測定ソリューションに簡単に適応させることができます。
従来のアプリケーションでの通常の適用方法は以下のとおりです。
- マニュアルロードベンチは焼入装置のすぐ近くに配置するので、すぐに工程管理を実行したり、実験室で実行したりできます。
- 自動マシンは最終機械加工の前に配置して、生産品を全数検査するために使用します。
スペック
- 電気機械的に作動
- 広範囲にわたる測定ヘッド（最大径130 mm）
- すべてのシャフト状ワーク（多面的にフライス加工された面を含む）を検査
- ギヤ歯車部の硬度検査
- ピンベアリングの360°の硬度検査
- E9066による統計データ収集
