工程のバランシング/音響チェック用モジュール式システム

• 生産工程品質がアップ
• ドレッシングフェーズのサイクルタイムを短縮
• 効果的にエアギャップをチェック 
• 各マシンコンポーネントの寿命延長（主軸、砥石車など）
• 衝突に対する砥石車とマシンの保護を強化
• モジュール式ソリューション 

• メインフレームキャビネット
• モジュール間接続：CAN Bus
• 電源：DC24 V
• I/O静的インターフェース
• Profibusインターフェース
• アコースティックエミッションの周波数スペクトル
• システムはオープンなアーキテクチャーで構築されており、特定のソフトウェアの新しい機能を柔軟に統合可能
• PC接続：RS232
• リモートパネルとの接続：Ethernet
• HMI：Windowsオペレーティングシステム上のDSCC（Dittel System Control Center）

DS6000システムには、以下があります。

AE6000
高品質のワークを生産するには、自動研削/ドレッシング工程の安全性と安定性が重要です。非常に高感度のアコースティックエミッションセンサーをベースとしたプロセスモニタリングは、AE6000電子ユニットと組み合わせることで、工程の安定性を高めるための理想的なソリューションになります。  このシステムは、最大4チャンネルを管理することができます。エアギャップ時間を短縮し、ドレッシング中に最初の接触を特定して、研削工程と研削盤への衝突や損傷をモニタリングします。

S6000
研削/ドレッシングフェーズの自動化においては、工程を最適化して、加工ワークの品質を保証することがより重要になっています。
アコースティックエミッション（AE）信号は、このような制御に対応する理想的なソリューションです。
S6000システムは、2つのチャンネルを備え、これらのチャンネルを使用して2つの異なるプロセスをモニタリングできます。

DM6000
DM6000プロセスモニタリングモジュールは、音響センサーが出力するデータと内部チェック（DTA）で取得したデータを分析します。
研削工程に対する需要が従来に比べて拡大していく中で、新たなテクノロジーの導入につながりました。マシンの高速研削能力をフルに活用するためには、特殊なセンサーを使用して、研削/ドレッシング中にしきい値を検知できるようにしなければなりません。測定値が許容公差を超えた場合には、マシンのオペレーターが介入することなく、機械加工が低下する前に是正処置がとれるようになっています。
内部チェックによって取得されたデータは、Profibusを介して、指定のモニタリングモジュールに転送されます。

P6000
手動バランシングの実施中は、マシンの動作中にアンバランスを測定します。アンバランスの補償は、おもりによって、または研削盤のロックフランジ内にある定義済みのおもりを追加することによって行います。主軸のバランス取りは、アプリケーションに応じて、1つの平面（P6001）、または2つの平面（P6002）で行います。

• 重量固定/角度可変方法：アンバランスの補償は、2個の均等なおもり（すべりブロック）を算出された位置に移動することによって行います。
• 重量可変/角度固定方法：アンバランスの補償は、定義済みのおもり（例：ネジなど）を特定の位置に追加することによって行います。

M6000
M6000電子ユニットは、バランシングの電気機械式チェックを行います。研削盤上で使用するように設計されています。
M6000は、あらゆる研削盤のアンバランスの量と位置を測定します。
補償は、研削工程のワーク交換フェーズ中に行います。補償用おもりを極めて高精度に電気機械的に移動させ、サイクルを運転回転速度で実行します。電力伝送は、非接触式誘導型システムで行います。
主軸のバランス取りは、アプリケーションに応じて、1つまたは2つの平面（モジュール2台使用）上で行えます。

H6000
H6000油圧式バランシングチェックシステムは、研削盤のサポートスピンドルに内蔵型バランシングシステムを備えていない精密研削盤上で使用するように開発されています。H6000は、研削工程中にアンバランスの位置と量を継続的に測定して、補償用おもりの位置を算出します。クーラント（エマルジョンまたはオイル）は、バランシングコンテナーのチャンバーの1つに運転回転速度で極めて高精度に注入されます。